オブジェクト指向でなぜつくるのか 第7,8章
はじめに
これの続き
今回は深い内容ではなかったのでまとめて
第7章 汎用の整理術に化けたオブジェクト指向
オブジェクト指向の考え方は、システム開発における上流工程にも当てはめることができますよ。という章
それは、
- 集合論
- 役割分担
という考え方として適用できる。
これらの考え方は、現実世界に適用することができる。
「従業員クラスのAさんインスタンス、Bさんインスタンス」(集合論)やある特定の役目を持つメソッドを呼び出していく仕組み(役割分担)など。
この章はボリュームも軽く、こういうことができますよという紹介だった。
第8章 UMLは形のないソフトウェアを見る道具
UML(Unified Modeling Language)の紹介の章
UMLとは、ソフトウェアの内部構造を図で表現するための書き方のこと。
個人的にUMLは見たことあったものの、言葉は知らなかったし、あまり馴染みはない。
UMLには13種類のダイアグラムがあり、様々な工程、領域に汎用的に対応できるようになっている。
使い方は3つある。
- プログラム構造や動作を表現
- クラス図
- 図によって視覚的にクラスの呼び出し関係をみる
- シーケンス図
- プログラムやメソッドの実行順序を表現
コミュニケーション図
- メソッドの実行をインスタンスを中心に表現
汎用の整理術の成果物を表現
- クラス図
- 現実世界の物事の関係を表現
- シーケンス図
- 役割間のやり取りを時系列で表現
コミュニケーション図
- 役割間のやり取りを構造を中心に表現
非オブジェクト指向を表現
- ユースケース図
- 実際のユースケースとして機能を表現
- アクティビティ図
- 役割ごとに分けてフローチャート形式で表現
上記にあげたのは一例だが、共通していることは、様々な形でシステムの内部を表現しているということ。
実際にUML図を作成したことはないし、見たこともなかったので、このようにまとめるだけで勉強になった。
これはCtoCのSaaSサービスやWebサービスというよりは、デカ目のエンタープライズシステム向けの考え方なのかなと感じた。